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時計に触れるならデパートかメーカー直営店がおすすめ

デパートの良いところは、時計以外の商品がふんだんにあることが利点になります。専門店のように単一ブランドだと同じ物ばかり見て、冷静さを失うからです。ブルガリ 時計 アルミニウム買い物中でも迷えば一度休み、改めてお目当ての時計を見るべきでしょう。
私がよく行く大丸梅田店の良いところはまさにその休むスペースが多いことです。10階以上からは東急ハンズが併設されています。たまに東急ハンズ側に行き、頭をクールダウンすると時計本体を見る目も変わる、それによって新たな発見ができます。


焦らず時間をかけて吟味する

最近思うことは時計選びには時間が必要なことです。じっくり時間をかければ時計の色々な良さが見えてきます。ラグの繊細や造りに感激したり、ブレスの質感、ムーブメント内部の自動巻ロータリーの巻き上げなどがわかれば時計に対してより、愛着が湧きます。
じっくり見るのなら先述のデパートだと、落ち着いて見ることができます。最近のデパートは売上不振もあって敷居が低くなっている気がします。気のせいか売り場の雰囲気もカジュアルで、リラックスして時計を見ることが可能です。

弟たちへ
次男は現在海外で、仕事をしています。中古なら海外で購入するのが良いかも知れません。彼の好みははっきりしています。クラシックなアンティークの雰囲気が残る時計が好みです。例えばアラビア数字も彼はブレゲ数字のようなレトロ調の物が好みになります。

ふたりの弟たちが時計に興味を持っていることは時計ライターである僕にとっても嬉しい限りです。そこでふたりの弟たちへ、兄からアドバイスをします。まず次男、彼はもともと薄い時計が好きだとかねてから語っていました。
今も手巻きの時計を親戚から譲り受けて、コレクションしています。彼の手首にはロンジンの手巻き時計がされているはずです。
しかしブレゲクラッシックはかなりハードルが高い逸品になります。まず販売店も少なく、中古も品数が日本では圧倒的に少ないブランドです。中古を日本で手に入れるのは難しいでしょう。

HAMILTON ハミルトン カーキ パイロット パイオニア メカ


SSケース、手巻き、33mm径、9万6000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371)
ハミルトンは、1965年から約10年以上にわたり4万本以上の時計を英国軍に納入していた。なかでも’73年から’76年に英国王立空軍に支給された「W10」は、時計通の間でも高い人気を誇る。これを復刻したのが写真のモデルだ。



イギリスの官有物であることを示すブロードアローマークこそ付かないが、滑らかなオーバル状のケースにNATOストラップを備え、当時のスタイルを再現する。

特筆すべきは33mm径という今では小振りに感じるサイズと、あえて手巻き式ムーブメントを搭載していることだ。これによって見た目だけでなく、中味や雰囲気までも忠実に甦らせた。



しかも手巻きとはいえパワーリザーブは80時間を備え、日常の使い勝手にも十分応える。現代の最新技術を備えてこそ復刻する意味があり、その点でも価値ある一本だ。

さりげないサイズ感とスタイリッシュなデザインは、ミリタリーテイストも控えめで、カジュアルからオンタイムにもいいだろう。

ヘリテージと最新テクノロジーの融合

スピードマスターが叶えた1969年の「月面着陸」という前人未到の偉業。大いなる野望が実現に至ったのは、1957年登場の初代から数えて4代目の時代であった。



「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」SSケース、42mm径、手巻き。64万円/オメガ 03-5952-4400
「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」が持つ、アイコニックな左右非対称のケース、ステップダイアル、「ダブルベベル」と呼ばれる特殊なケースバック、アルミニウム製ベゼルリングなどは4代目から着想を得たデザインであり、そこに現代的な改良を加えているのが、このモデルの見所である。



文字盤やベゼルの仕様はムーンウォッチの伝統にならったもの。特にベセルのタキメーターの再現性は素晴らしい。
もうひとつ、外装で力を入れたのが、1列が5つのアーチ形リンクによって構成されるブラッシュ仕上げの新しいブレスレットだ。

コマの形状を変え、テーパードをつけたことでフィット感を格段に向上させている。



ブラッシュ仕上げのシームレスなブレスレット。往年のムーンウォッチのスタイルを彷彿とさせる、オメガのロゴを用いた新しいクラスプを使用。
新旧のアイコニックなデザインの邂逅によって、「スピードマスター」はネクストステージへと着実に歩みを進めている。

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